UO暦4ヶ月、あやの日記です。 大和シャードで、気まぐれにお散歩してます。
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勘が……
 リアルあやは昼間はお仕事に行って働いて、夜は夜で、UO世界で鉱夫になって働いています。
 我ながら、なかなか働き者みたいです(^^;

 そんな最中、ちょっとしたハプニングが><
 といっても以前のあやだったら、なんてことない出来事なんですけど、まだUOのカンみたいなものが戻ってきてないみたいで、ちょっと焦りました。

 ……昨日は、以前のように洞窟で、4女のあやねが、せっせとつるはしを振るってました。
 その傍にはもちろん、以前と同様、愛虫(?)の火ゴキ君が大人しく控えてます。と、いきなり火ゴキ君が駆け出しました。
 えっ? え〜っ、と思う間もなく、火ゴキ君の姿は見えなくなります。

 そうです。フォローを命じるのを忘れてました。
 ともあれ、あやねも火ゴキ君の後を追って駆け出します。そして、あっという間にスタミナが切れます。
「火ゴキ君、こっち」と、あやねは呼びかけます。
 来るはずがありません。火ゴキ君は、とっくに画面から外れてますし。何より、この呼びかけは単なるセリフ・マクロです。あやねは、何度かセリフを繰り返した後、ようやくそのことに気付き、また駆け出します。
 すぐにスタミナが切れます。

 しばらく焦った後に、ようやくあやねは鉱石を捨てて、火ゴキ君の元にたどり着いたのでした。



 火ゴキ君は、アイス・スネークを退治してました。
 お肉が食べたかったようです(笑
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久しぶりに><
 ほんと、ご無沙汰しててごめんなさいです。

 何人かの方には聞いて頂いてたんですけど、この夏、リアルあやは大変忙しい毎日を送ることになりまして……、それも盆明け頃にはようやく落ち着いて、さあ、これでようやく復帰できるかなと思ってたところ、今度は体調の方が少々不調になりまして、UOにも、更にしばらくご無沙汰する羽目になりました。

 で、今回、久々にインしたわけですけど……。

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 ……何から手をつけたらよいのか途方に暮れてます。
 お友達のとことか周りたいけど、ルーンどこだっけ? いえ、その前にマクロが分からなくなってて、そこからやり直しとか;;
 さあ、遊ぶぞ! っていう前に、身の回りのことから片付ける羽目になりました。

 それでですね、家の中をうろうろしていると、つい妄想が頭をもたげ始めます。
 あそこをああやって、ここをこうやって……なんて。
 ああっ、だめよ。今、カスタマイズを始めてしまうと、取り返しのつかない事態を招いてしまう……。
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それぞれの1日〜綾(あや)
 双子―、あやねとあやのの2人が来て、2週間が過ぎた。
 その間、最も大きな出来事は、彼女達が新しい家を持ったことである。全くの偶然で、それは叶った。チョコレート・コスモスから北に向かって散歩をしていた4女のあやねが「腐りかけの大きな家」を見つけ、その日の夕食で、何気なく、そのことを皆に報告した。

 とたんに3人の姉達は色めきたった。「どうしてそれを、早く言わないの」問い詰めるように、3人はあやねを見つめる。あやねと、双子の妹であるあやのはきょとんと3人の姉を見つめ返す。
「えっとね、」あやが言う。「それって、すごく珍しいことなの。うん、チャンスかも。ねえ場所を教えて」
 そして、あやねは散々苦労しながら、その場所を説明した。
「たぶん、そこで間違いないと思うけど……」
「よし、さっそく行ってくる」
 あやは家を飛び出す。

 結果としてあやは、仲間達にも助けられ、なんとかその家を手に入れることに成功した。
 そして、簡素ながらも大きな家を建て、今は細かい部分に手を入れ始めている。

「こんな感じにしてみたけど、どう?」
 5人一緒の朝食を終えたとき、あやは4人の妹に尋ねる。家を入手して以来、数えきれないくらい繰り返された質問である。その都度、妹達も熱心に答えた。
 しかし、それも最初の数日に限ってのことで、自分の空間を確保した者から順に、その熱意は失われつつある。皆、そろそろ生活ペースを元に戻したくなってきている。

 例外なのが、この長女のあやである。
 普段、家のことを顧みず、狩りに専念してきたせいか、新しい土地を得て、あやは「家のこと」に執心している。妹達にも、それに異存はない。元々、最初の小さな家ピンク・パールはあやが建てた。次女のあやかだけが、かろうじてその家を知っている。
 次の家、中サイズのチョコレート・コスモスも、あやがほとんど独力で建てた。
 3女のあやながやってきたのはその後のことになる。

 そして次の双子、4女のあやねと5女のあやのが来て間もなく、この家を建てることになった。
 このあやねと、あやのは、家についてはまだよく分かっていない。さしあたりの希望を言って、それが叶うと、もう遊びたがっている。
 2女のあやかは、自室や客間は自分が作ると宣言して、あとは魔法とアルケミのスキル・アップのことばかり考えている。3女のあやなもまた、自分の作業場にこそ大変なこだわりを見せたが、あとは「お姉ちゃんに任せるから」と呟いたきり、もう口を出さなくなった。

「いいかな? これで」あやが再び問いかける。妹達は口をそろえて「うん」と返事をする。物足りなさを感じながらも、「なんか、希望とかないかな?」と、あやは更に聞いてみる。
 4人を代表して次女のあやかが「なんか思いついたことがあったら言うから」と答える。残りの3人もうなずく。

「そっかぁ……。あと、この家の名前、なんか提案とかない?」
 4人は黙っている。考えるそぶりを見せる子もいる。無関心、というわけではないらしい。また、あやかが口を開く。「お姉ちゃんこそ、何か、もう考えてるとか」
「うん」あやは、我が意を得たとばかりに答える。「ホワイト・ナイトとかどうかな?」
「白い騎士?」と、あやか。「白馬に乗った騎士みたいな」

「うぅん。Knightじゃなくて、Night」
「白夜のこと?」
「じゃなくて。眠れない夜って意味なの。White Nightって」

white night



(続く)
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チョコレート・コスモスの日常30〜夕暮れ時に
「そっかぁ……。そういう時期ってあったなぁ。私にも」あやかが、不意に遠い目をする。「始めた頃って、いろいろ新鮮で楽しかったな」
 あんたは、今でもじゅうぶん楽しそうだし……。あやは内心で苦笑する。
 あやかが続ける。
「ね、そろそろお腹空かない? 私、もうぺこぺこなんだけど」
 そう言われてみると、部屋に落ちる影が、灰色に滲んできている。そして、日のあたっている部分は、薄い朱色に染まっている。

「私、炉を持ってくるね」と、あやなが立ち上がる。
「あ、じゃあ、料理の方、お願いしといていいかな」と、あやも立ち上がり2人に告げる。「私、ちょっと双子ちゃん達、迎えに行ってくるから」
「あぁ、そうそう。その前に」あやかが、あやに声をかける。「あのワニ、連れてく? まだお庭にいたみたいだけど、リリースするんでしょ?」
「それがねぇ」あやが、微妙な笑みを浮かべる。「あげちゃったの、あやのちゃんに。欲しいっていうから」
 あやはそう答えると、あやなが、なぜか目を丸くしているのを横目で見ながら、部屋を出て行く。

 騎士魔法で、あやはヘイブン銀行前に降り立つ。そして、きょろきょろと辺りを見回す。
 夕日はすでに、山の向こうに落ちてしまっているようで、その赤い名残だけが、まだうっすらと残っている。空気も、さっきまでより冷たく感じられる。

 まあ、夜だって、ここではそんなに危なくはないんだけどね。
 だけど、食事は一緒にしないと。家族なんだから。実際、彼女達の家―チョコレート・コスモスでは、よほどのことがない限り、特に夕食は皆で一緒に摂る。「晩御飯までには帰ってくるのよ」とは言ったものの、その辺りのことが、双子にはちゃんと伝わってなかったかも。

 よっぽど楽しいのかも知れないけど。あやは、また昔の自分を思い出す。双子―あやねとあやのが来てから、なぜかそうなる。
 うん。何に夢中になってるんだろ。
 初日のことではあるし、決まりを破ったからといって、べつにあやは怒ってはいない。まあ、ひとこと言うくらいのことはしようと思う。だけど、それより、今日一日、2人が何をやったのか、訊いてみるのが楽しみな気がする。

 と、あやの耳に、微かに歌声が飛び込んできた。それも、1人ではない。コーラスのようだ。
 ともあれ、あやは歌声のする方へと向かってみる。
 そして、あぁ、あれかぁ……と、了解する。

 4人の歌い手がカラフルな衣装を着て、くるくるまわりながら歌うコーラス・グループ。
 知らなかったな。ここに来てたんだ。だけど、あれかな……、そんな噂も聞かなかったし、ゲリラ・ライブかしら。
 思わず、あやは足を止める。ほんと、こういうのもいいな。あやかとあやなを待たせてるんじゃなかったら、ゆっくり聴いてたいけど。そして、あやは観客の中に、探している2人―あやねとあやのを見つける。2人は、食い入るように舞台を見つめている。

 ここで声をかけるのは、なんだかかわいそうな気がする。それくらい熱心に、2人は曲に聞き入っている。
 もう2、3曲くらいなら待ってもいいかな。まだあどけなさの残る、舞台に夢中なその横顔を見ながら、あやは思う。そのうちに、2人のうちのどちらかが私に気付くだろう。いや、気付くのはたぶん2人同時だろう。
 2人の、今日一日の土産話を訊くのはそれからでいいし。
 初夏の夕暮れ時、あやはしばし心地良い感慨に浸る。


(第3部 了)
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チョコレート・コスモスの日常29〜相談
「まあ、相談ってほどのことじゃないけど」と、あやが話し始める。
 あやなは、すぐにキッチンに戻ってきた。あやかはお茶を淹れながら、あやに顔を向ける。
「あやねちゃん1人が来ると思ってたんだけど、もう1人、あやのって子が来て……。まあ、双子だから一緒にって、分からなくもないけど」

「もちろん、ウェルカムだけど」あやかが言う。「やっぱ、家族って多い方が楽しいし」
「うん」と、あやなも同意する。
「うんうん、それでね」あやが続ける。「さしあたり、やっとくことってあるかな。ルーンとかポットはあやかに、服や装備はあやなに任せるけど」
 2人がうなずく。
「あとね、部屋割りね。空いてる部屋をあやねちゃんに準備したけど、もう一部屋作った方がいいかな、やっぱり」

「ん〜、物置きを片付けるって手もあるけど、それじゃ、かわいそうかもだし……、ねえねえ、いっそのこと、家を建て直すってのは、どう?」
 そう主張するあやかは、はしゃいでいるようにも見える。
 あやが答える。
「お金かかるよ。アイテム整理も大変だし」
「えっとね」と、あやか。「私も狩り、協力しようかと。前から思ってたんだけど、いい機会だし」

 あやは考える。
「あのね、私が通ってるところは、あんたにはまだきついと思う……」
「あ、いやいや、とーんでもない。お姉ちゃんの行ってるとこなんか。あの、あやなのね裁縫に使う皮……」
「うん」と、あや。
「そのね、布だけじゃ、もうスキルが上がりにくくなったみたいで。ね、あやなちゃん」
 あやなは、うなずく。
「それで、皮採集は、しばらく私が担当しようかなと。それだと、お金も稼げるし一石二鳥」
 あやは、もう一度考える表情を作って、「いいんじゃないかな、それ」と答える。そして、あやなの方を向いて、「赤い皮もいるかな」と訊いてみる。
「それ、無理……」
 あやなは、首を振る。

 そして今度は、あやながしゃべりだす。
「あの、私、何を作ったらいいかな。その2人の為に」
「ん〜、直接訊いてみたらいいと思うけど……、」と、あやかが言いかけて、「ね、お姉ちゃん。その双子って、どんな感じ? 性格とか」と、あやに話を振る。
「まだ、分からないわよ。さっき、会ったばっかりだし。あ、だけどね、なんか同じ子が2人いる感じかな」
「それ、さっきも言ったけど。よく、分かんないよぉ、それじゃ」
「えっとね、とりあえず2人のうち1人に、髪型と髪の色を変えてもらったんだけど、同じ顔で、体格も同じくらいで、雰囲気もそっくり」
「……」
「それで、髪が黒くて長い方があやねで、白っぽいショートがあやの」

「その2人はここで、何をやるの?」と、あやな。
「うん。まだ決めてない。私達もそうだったじゃない。それで今、2人はヘイブンで遊んでる……、まあ、遊んでいるうちに、やること決まってくると思うし」
 そう答えて、双子の帰宅が遅いことに、あやは気付く。


(続く)
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